2013/02/26

線と余白


 


 
 
プレスして出す線には、温度を感じます。
生き物みたいな体温というか。

そして、線はけして線だけの存在ではなくて、
面全体、余白全てで支えられて「線」になっているんだなあと思ったりします。

氷山みたく。

氷山の一角を支える、たくさんの「間」。
見えるものは見えないもので支えられているんだなあと
嬉しくなります。
 
余白・間というのは、けして空っぽなのではなく、
静かでぬくーいものが、ぎっしり詰まってあるものなのかも
しれません。
                    
(富田惠子)