2013/05/02

「間」東京展


5月になりましたね。
東京での巡回展も近づいてきました。
今回の東京展では、単に展示が移動するだけでなく、
滋賀での試みの練り直しや、新たな作品も加わる予定です。
会場となるアート・イートさんのモダンで開放的な空間を頂いて、

前回とはまた違った「間」を立ち上がらせることが出来ればと思っています。

さて「間」東京展では、新たなメンバーとして
音楽家の津田貴司さんが参加して下さいます。

「曲を作るというより、自分が出来るのは「音を生ける」こと」

打ち合わせの時、そう仰っていた言葉が印象的でした。
津田さんは現在、色々な場所で「耳をすます」と題してワークショップをされています。

http://d.hatena.ne.jp/hofli/

それは普段何気なく通り過ぎていく日常の景色が、
「音」に意識を向けることで全く新鮮な情景に変わるという
発見をくれるそうです。
小さな小さな音に意識を集中することは、

自分の内面に入っていく作業にも似ているのかもしれません。

今回の展示では、滋賀県での展示を撮影したスライドショーに
津田さんが音をのせてくれることになりました。
マンマミーアさんの周辺で実際にサンプリングした自然音も
使って頂けるとのこと。

私たち4人が「間」を見つけながらワクワクした感覚を、
津田さんの紡ぎだす「生けた」音で一緒になぞってもらいながら
また新しい発見が出来たら嬉しいです。
                                                (富田惠子)