2013/03/03

人と人の間

 

自分と自分
自分と愛する人
自分と家族
自分と友達
自分と近所の人
自分と地域の人
自分と日本の人
自分と世界の人
自分と過去の人
自分と未来の人

様々な人とのかかわり合いがあり
(また、人以外にもいのちやモノ)
それぞれの間に、それぞれの温度があります。

今回の作品展に向き合うとき
それがどこの間なのかという問いを自分に聞き
制作を続けています。
そして、今回の“間”に関しては
ごくごく個人的な
つまり、自分と自分、愛する人や家族、友達・・・・。
その中に生まれてくるあたたかさのようなものを
作品にしようと考えています。

あまりにも個人的なことが、他者にどう伝わるのか?

象設計集団の建築にかかわるコンセプトのようなものを聞いたことがあります。
例えば、小学校のような建物を設計するとして、みんなが楽しめる場所、みんなが学べる場所と言う考えよりも、個人、、、例えば、少し人と付き合うのが苦手な子どもが、ひとりでいれるスペースを作ること。そこの空間が、例えば階段の下のスペースで、陽だまりができているあたたかいスペースを作ることによって、公というものに深みを与えていく。
(話が違っていたら、すいません。このように理解していました)

確かに、ペットと飼い主の愛情物語とか、
会ったこともないない人の感動物語に涙することありますよね(笑)
そして、それが、多くの人に感動を与えるような・・・。


かといって、特に感動を呼ぶ絵を描こうとはしていません。
あるイメージする特定の人の作る空間に
そっと添えれる花のような作品ができればと思います。



写真は、描く前のパネルの写真です。
合板に和紙を貼り、顔料を何層も重ね、下地を作っています。




(ハタノワタル)