2013/03/24

和蝋燭


  3月30日、ギャラリーマンマミーアで行われる
作り手による座談会と岡安圭子による詩の朗読会で
あかりを灯す大西さんから和蝋燭の説明をしていただきました。
はじめて、大西さんの家で感じた和蝋燭とその作り方にはとても感銘を受けました。僕たちは知らない日本の美意識やモノ作りが多すぎる!

会場で和蝋燭の販売もあるので、興味のある方は是非参加してください。

以下大西さんより
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■櫨(はぜ)ろうそく 

櫨という木の実から採取される蝋を100%使用して、ろうそくに仕上げています。
櫨蝋100%で作られた和ろうそくは、日本古来より受け継がれる手掛け製法を用い、職人が一本一本手作りで製造しています。
大與の櫨ろうそくは、確かな素材と熟練された技術をもって作られています。

【作り手からひとこと】

燃焼は、蝋と芯のバランスからできています。
溶けた蝋を芯が吸い上げて燃える。
だから、蝋の浸透力、芯の吸収力、このバランスが重要なんです。

櫨はそのバランスが非常に優れています。
だから過剰な油煙はほとんど出ないし、蝋がダラダラと流れることもほとんどない。

作り手としても、櫨は非常に作りやすい。粘りがあるのに、仕上がりはサラッとあがる。
こんなに作りやすい蝋は他にはありません。

灯りのみならず、その姿も美しい。風合いといいますか、どっしりしてる。
いろんなろうそくを見てきていますから、余計にそう思います。

■お米のろうそく
お米のろうそくは、お米のヌカから採取された蝋を100%使用して、作られています。
蝋の垂れや油煙がほとんど出ず、安心してお使いいただけます。純植物性の蝋ですので、環境にも人にもやさしい和ろうそくです。無香料、無着色。

【作り手からひとこと】
お米のろうそくは、2011年度のグッドデザイン賞、ならびにグッドデザイン・中小企業庁長官賞を受賞しました。
2011年度のグッドデザイン賞は、東日本大震災という未曾有の災害を経て、豊かさとは何か、幸せとは何かを問い直し、「適正」というテーマの元、よりサ ステナブルなもの・こと、未来に繋がっていくもの・こと、自然と共存していく知恵のこもったもの・ことを軸に審査が行われました。

お米のろうそくの素材はお米のヌカから採れる蝋100%。
人が手をかければ、1年に一度実りをもたらす持続可能な素材です。

無駄のないフォルムは油煙をほとんど出さず、蝋が垂れることもほとんどありません。

私たちのものづくりは今までも、これからも「適正」であり続けることをお約束します。

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当日のイベントに関する情報です

作り手による「間」の座談会と、岡安圭子による詩の朗読会
2013年3月30日(土)17:30〜
(座談会17:30〜 朗読会18:20〜)

参加費/2,000円(軽食あり)
定員/30名 ※予約制
開催場所/gallery-mamma mia

岡安圭子 http://www.okayasukeiko.com/
和蝋燭を作っている大西巧さんの手で灯された空間です。
大西巧 http://www.warousokudaiyo.com/

【ご予約・お問い合せ】
☎0748−86−1552(マンマミーア)