2013/03/28

展示がはじまりました。


 4人展27日本日よりはじまりました。
 


私ども東京班はまだ合流しておらず、届く展示風景の写真の断片から、
その場に流れているだろう心地よく静かな時間を想像する一日でした。
これから実際に見るまでの、この間がまた良しです。

今から13年前の上野で見た、今回と同じタイトルの展示「間」。

パリとニューヨークで日本古来からの「間」感覚を多様なジャンルの
アーティストが打ち出した巨大インスタレーションの展示で、
上野で行われたのはその再現的展示でした。
かなり挑戦的な内容で面白く、たまに図録をめくっては

興味深い文章にぶつかります。

「間」という感覚を培うのに、日本の初めての時計が

西洋で主流の「日時計」ではなく「水時計」だったことが
一役かっているという考えも面白く、ふとした時に思い出します。

影の射し示しただけの時間認識に対して、

流れ落ちて積みあがった水の体積で見る時間の感覚。
時間は積みあがり、質量を持つものなんだ・・・。
そうなると質量の余白としての「間」の感覚はしっくりくる気がしますね。

「間」が積みあがって「時間」になる。

                                  (富田惠子) 






こちら、関西組みです。


「間」いよいよはじまりました。

広いマンマミーアさんの会場のあちらこちらに、約100点ほどの作品が並んでいます。

来ていただいた方にも参加していただける「間」もご用意していますので、スタッフにお尋ねください。

はじまる前と、はじまってから、、、
ほっと一息つくのかなと思っていましたが、
反省と、満足と、いろんな感情が交じり合って
次への間のイメージが浮かび上がってきます。
今は、多くの方に見て頂きたい思いで、いっぱいです。

会場であるマンマミーアは、滋賀と三重の県境の近くにあり
周辺の景色は、なだらかな丘陵地で
光が横から差し込む夕方の時間、朝の時間は
とても豊かな表情を見せてくれます。
そんな、風景も一緒に私達の展覧会を楽しんでくれればと思います。


(ハタノワタル)